コーティング、研磨、洗車の達人!GANBASS店長セカンドブログ!

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フォールとは/PRO職人の本当の仕事

私共PROのコーティング屋の中の隠語として【フォールしたと言う言葉があります。

他にも【闇落ちした!落ちた】等、似たようなニュアンスで語られることも。

 

これは、この例えを先にお伝えをすると理解しやすいかもしれませんが、麻薬!

 

皆さんも麻薬と言う存在が、1度でも使ってしまうとそれに依存して余程のことが無い限り抜けられない怖い存在であることをご理解されているかと思います。

 

同じく、コーティング業界にも麻薬と同位として表現出来るコーティング剤やメンテナンス剤が各種あります。

 

具体的な商品の特長等の詳細に関しましては新車コーティングセットの付属書面等の記載をしてありますのでこの場での詳細は伏せさせて頂きますが、通常の正しい路線から外れ、これらのようなコーティング剤を使いながら作業をしている車の事を、私達はフォールした塗装との表現をし、1度でも使い出すとそれ系統でしか満足出来ない結果になってしまい、使えば使うだけ塗装がボロボロになります。

 

そして、この事実を知らないPROがあまりに多い&知っていても利益の為に語りません。

 

ここで少しだけ脱線しますが、関連する部分の大事な部分を先にご説明致しますと、そもそも多くの一般の方々が勘違いされている事として、私達、真のコーティング屋は【磨いたり、コーティングを施工する】ことが業務の本質ではありません。

 

私達のような本気で塗装を保護しようと考えているPRO施工店の場合、全くの逆となる、【新車の状態を如何に長く維持するか!】

 

言い方を変えれば。。。

 

【如何に研磨をしないで済む塗装面を作れ、それを維持出来るか】

 

【如何に、何度も硬化系をコーティング剤を施工しなくてもOKな塗装面を作れるか】

 

これが真のコーティング屋の仕事になるのです。

 

そもそものお話として、塗装保護を謳う私達カーディテイラーの立場として、自分のお客様の塗装を何度も磨き、何度もコーティング剤を施工している時点で名折れも名折れ!

 

自分の不甲斐なさを露呈さえているに過ぎません。

 

私達PROの塗装保護職人は、そもそも磨きやら無駄なコーティング剤やらを如何に行わないで済むような塗装作りと合わせ、お車のオーナー様であるお客様に最低現の知識と基本となる塗装の触り方を伝えなくてはなりません。

 

カーコーティング店としての利益を考えるのであれば磨き、そしてコーティング施工をしないと利益の確保が難しいかもしれませんが、本気で塗装を保護したいと考えてこの業界で仕事をしている私達からしたら、それは大きな矛盾であり、受け入れるがたいことなのです。

これも業者が利益の為にフォールしたと言えます。

 

そしてこの様な私達の本音を形にしているものは弊社製品となります。

 

カーディテイルとは様々な捉え方や楽しみ方が御座います。

 

その中で、単純に塗装を保護すると言う部分を考えないで、単純にカーディテイルの雰囲気だけを何となく楽しめればOK!

 

こんな考えであれば弊社の存在意義は全くありません。

 

しかしながら塗装を保護し、長く愛車を綺麗に保ちたいと考える時点!

 

塗装の材質が決まっている以上!

 

やって良い事と悪いこと!

 

最低現の知識が必要になります。

 

何より塗装には新車から廃車になるまでの期間で塗装面に触ることが出来る回数が決まっておりますのでコーティング剤施工で無駄に塗装面に触ることすら許されません。

この事実をPROですら知らないことが多い。

 

 

さて、ここで1度話を戻し【フォール】に関して、新車からの維持の流れを例にしてお伝えしますと分かりやすいので、新車を例に謎なストーリー仕立てでお伝えしますと。。。

 

 

【1】新車を買った!大切にしよう!正しい洗車をしよう!正しいメンテナンスをしよう!正しいコーティング剤を施工しよう!

 

【2】月日が経過して段々車の扱いが雑になり。。。

 

【3】塗装面に傷を入れない洗車方法を行わず、ついつい雑な洗車をしてしまう。

塗装面の機能性維持としての正しいスパンでの最低現のメンテナンス&コーティング剤施工を行わないで塗装面に汚れ物質が浸透してしまう。

 

【4】そんな時に、久しぶりにデートが決まった!改めてしっかりケアしてピカピカな車で彼女を迎えに行こう!

 

【5】しかしながら、雑に洗車をしていた為、細かい洗車傷だらけ!定期的にREBOOTシリーズ等を使ってメンテナンスをしてこなかった為、染みだらけだ!オーバーコーティング剤カテゴリでは艶は出ても傷も染みも隠せない!

 

【6】こうなったら塗装に悪いことは分かっているけど、○○系、△△系のコーティング剤で対応しよう!

 

ここです!!!

 

この【6】の時点のように、正規路線から外れ、施工することで得られるメリットよりも結果的なデメリットが多く出てしまうコーティング剤やケミカルに手を出したタイミングフォールした!

塗装を削りながら、溶かしながら艶等を出す完全諸刃の剣のケミカル&コーティング剤を使用してしまうことがフォールの本質。

 

と表現しております。

 

そして、1度でもフォールしてしまいますと、塗装に多くの傷やダメージが入り、一気に塗装面の質が下がり塗装がボロボロになっていきます。

 

当たり前ですが、新車でもたった一回のフォール行為ですら塗装は大きなダメージを受けてしまいますので新車でこの様なフォールする製品は絶対に使ってはなりません。

 

また何より怖いことは、1度でもフォールしてしまいますと、どんなコーティング剤を施工したとしても元の状態に完璧に戻すことが出来ないことになります。

小傷等の見た目は磨けば綺麗になりますが同時に塗装耐久性が著しく下がり取り返しがつかなくなります。

 

繰り返しとなりますが仮に弊社が本気で作業をしたとしても。

 

物理的にどうにも出来ません。

 

むしろ何とかしようと足掻けば足掻くほど、繊細な塗装と言う存在は逆効果になる方向性にすらなってしまうのです!!!

 

多くの皆様がコーティング剤を施工すればOKでしょう?

 

こう思われておりますが残念なことにミクロンと言う塗装の世界において!超美観を維持しないとならない自動車塗装のコーティング剤は、他分野のコーティング剤と異なり耐久性に対する直接的な付与を与えることは出来ません。

 

出来ることは撥水性や防汚性の機能面を短期的に与える事と合わせ艶の維持を行えるだけに過ぎません。

撥水性や防汚性は直接的な保護ではなく、排水性やメンテナンス効率UP等からくる関節的な塗装保護。

 

そんなカーコーティング剤の限界の真実がなかなか伝わりません。

だらこそあそこまで存在感を出せるSIX硬化系は、コーティング剤をあまり推さないだとしても、1度は使ってみてほしいとついつい言ってしまうのです。←手塗り一液タイプでここまでの存在感が出るコーティング剤も珍しいと言えます。

 

弊社が何度【洗車>メンテナンス>コーティング剤】の方程式を10数年伝え続けてもなかなか伝わりません。

 

コーティング剤を施工しても磨いてしまった前には戻りません。

 

人の歯と同じで表面のエナメル質を1度でも削ってしまえば2度と戻らない事と同じです。

 

まとめます

 

塗装の保護とは!

 

致命的な塗装ダメージとなる研磨と言う行為を行わず、塗装にダメージを与えながらでなくては施工出来ないコーティング剤&メンテナンス剤を行わずに維持出来ること。

 

そして私達PROはそんな塗装状態を維持出来る包括的なご提案をお客様にすることなのです。

 

塗装を削ること。

 

塗装に無駄なものを塗ること。

 

そんな世界に匠な世界は存在しないのです。

 

本当の匠な世界はそんな小手先のお話ではなく。

 

本質からズレないで塗装保護に真摯に向き合うこと!

 

大変恐縮であり、手前味噌となりますが。

 

弊社が自社の事を唯一無二と言っているのには明確な理由があるのです。

 

以上、ご参考になさって頂ければ幸いです。