今回は、先日に会員ブログで書かせて頂きました内容に関して、一部内容を変更して転写致します☆
※今回大事なことになりますので特例で転写致します。
※会員ブログとなっておりますので、言葉使いが多少ラフな感じになっております。大変申し訳御座いません。
※ファイナルコートが名称変更となり【FINALFILLER】となりました。
【会員ブログ9月7日の記事】
皆さんこんばんは☆
最近では出来る限りブログを更新出来るように努めておりますが、今回は各種新製品に関連することや、今後の弊社の方針として少々大事なお話をさせて頂きます。
まず、今月は色々と新製品での目玉があるのですが、何はともあれ6年ぶりの再販売となる新車コーティングセット。。。
実は、再販版をしたには大きな理由が3つあります。
今回は、説明書の余談で詳しく書いてある3つ目を除く2つの理由に関して語らせて頂きたいと思います。
1つ目の理由はむしろ今更かよ!との突っ込みを頂く可能性が高いですが、1度、皆様にきちんとした新車コーティング施工の流れの手順!コツ!更にコーティング剤を行う上で気を付けること等!!
私達プロが普段意識している基本的な部分を含めて、時間制限があるDIYの世界にきちんとPROの解説を当てはめた説明をしたかったのです!
その結果!!
なんと説明書の分量が文章ビッシリの21ページにもなる施工説明&メンテナンス説明書!
※それに加えさらに6ページの裏ネタ小冊子!
特に、プロですら勘違いしている硬化系コーティング剤の塗り方のキモ。
そして、コーティング施工後から初回メンテナンスからそれ以降の作業のキモ&タイミングのリアル話!
これまで、弊社に講習に来ない限り説明をしてなかった内容を、シンプルに解説出来る範囲において、ある程度の部分まで深掘りして説明しております。
※更に深掘りした深淵の世界は次期発売洗車マニュアルで。
同時に、これから車を買おうとしている方々がより綺麗な新車を出してもらえるように注意するポイントや、忖度抜きで絶対に使ってはならないコーティング剤やメンテナンス剤を見分けるコツも説明しております。
要するに、昨今のステルスマーケティングしか検索に出てこないと言い切っても大げさではないレベルで正しい情報が出てこない現在のカーディテイル業界の大海原を、たった一人でも安全に航海出きるようになる、最低限にして基本的なことを今回の新製品のタイミングでしっかりと解説したかったのです。
このことから、ある意味で言ってしまえば、新車コーティングセットの資材よりも、高額なお車を触るためのこれら情報に最大の価値があるプライスレス情報として販売をさせて頂きました。
そしてこれに付随している、新車コーティングセットの目玉のQURERATZ!
基本としてコーティング剤をあまり推さない私ですが、QURERATZは長年、弊社現場で使用頻度が高く使われてきたコーティング剤であり、我々が現場用で隠し持つ複数の中の一つになるのです!
因みに、この件で少々皆様に謝罪しないとならないのですが、QURERATZの商品ページに『一度もセッティングを変えていない』と記載しておりますが、昔から弊社を知って頂いている方であればご存知の通り、QURERATZは2つあり、今回の2液2層タイプと、2液混合タイプの2つがあり、後者側は既に何度もセッティングを変更しております。
まぁ、少々イヤらしいお話になってしまうのですが、私共も良い製品が出来たからと言って全てをオンラインストアや業販で販売している訳ではなく、日々、最先端で日現場業務を行っている私共職人の立場として、これら隠し球は自社現場クオリティ保全の為の切り札であり、同時に私たち職人にとってもプライスレスでもあり、更に他店との差別化のアドバンテージになるのです。
QURERATZは、最強と言えるメンテナンス剤との連動性があり、艶に関して例えるのであれば、SIXが存在感が半端ではない膜厚感のパワーファイターだとしたら、QURERATZはその対極の属性と言え、極めて深い艶が特長のテクニシャンファイターのようなコーティング剤になります。
車を放置するようなパターンには冬季期間用のSIXに大きなアドバンテージがありますが、きちんと日々のケアをされているディテイラーの方からしたらQURERATZに大きなアドバンテージがあり、これよいより上はあるのか?
もう一度いいます。
これより上はあるのか?
少なからず先数年ではこれを越える製品を出せる気がしません。
とうとう出してしまった隠し球の一つですが、新車コーティングセットの22ページにも及ぶ説明書を本気で読んで本気で塗装を高次元で守りたいと思うユーザー様に正しい情報と本当に良い製品をお手に取って頂けるのであればとのことで、現場の隠し球を組み込まさせて頂きました。
合わせて、実はこのQURERATZ。。。
施工店様にも是非試して頂きたいと思っているのですが、その理由を少々端折りながらお話致しますと、初回施工からのメンテナンスバックでご来店された際に、当然のように各種レジン補充する訳ですが、小傷が多いとどうしても隠蔽側使いたくなりますよね!
しかしながら、結局隠蔽側はメンテナンス剤との連動性が悪いのであまり使いたくない&隠蔽系の宿命としてワイプが重い系が多いので、メンテナンスバックの際の補充選定に以外と制限があり。。。
当然、この問題点を私共施工店としては毎度悩む訳であり、本来やらないに越したことはありませんが、仮に小傷研磨からのベース再施工メンテナンスを選ぶ場合、預かり時間&対価との釣り合いを考えた場合、弊社のようにメンテナンスに平気で数日かけるような異常な店舗を除き、回転数を上げる方向性になるのが通常の施工店様であり、出来る限り早めにメンテナンスを完了させてお客様にご返却をしたいのが本音かと思います。
その場合、如何にコーティング剤だけで傷の隠蔽&次のメンテナンスバック時に塗装に高負担をかけないように&高負担からの自分の首を締めるようなことにならないよう、次回メンテナンスバック時に汚れをケミカルだけでしっかりと落とせるようなメンテナンスシステムを組む訳ですが、QURERATZはこのようなPRO現場のリアルを考えたセッティングになっているのです。
ですので、通常とは逆の考えとしてセッティングを出している硬化系となりますので現場の現実を多く取り入れた、かなりのアイディアコーティング剤になるのです☆
要するに、メンテナンスバック時はにREBOOT等からの下地処理後にQURERATZのB液を単体で施工すれば、限られた時間内において、研磨を要さない範囲での最大限の傷の隠蔽&次回に繋がる、PROだからこそしっかり組まないとならないメンテナンスシステムがいとも簡単に組むことが出来るのです。
職人としての心構えとしては失格にはなりますが、言ってしまうのであれば、『これで染みが出来てしまって落ちなかった場合、それはもう仕方ないと諦めることが出来るコーティングシステム』になるのです。
※勿論、私達本物のPRO職人にはこれより上の次元の作業がありますが、個別に調合したりすることはないケースである、既存で作り上げた製品で組むシステムとしては確実にQURERATZは限界値となりますので自信を持ってお勧めが出来るのです。
その他、QURERATZはAVELLと同じくオーバーコーティング剤を施工することを前提のコーティング剤になりますので今月発売のファイナルコート改め【FINAL FILLER】の出現によりかなりのパワーアップとなります。
※オンラインストア側で販売をさせて頂いております弊社硬化系コーティングの中で、QURERATZとAVELLの2製品がオーバーコーティング剤を施工することを前提とした硬化系となります。
当然では御座いますが、同じくFINAL FILLERの出現によりAVELLも大幅にパワーアップ致しました!
※QURERATZとAVELL共に施工後のオーバーコーティング剤はFINAL FILLERを強くお勧め致します。
しかしながら。。。FINAL FILLERが本当に優秀すぎて乾式側は本当にこの方向性から今後変える気が一ミリもしません。
※申し訳ありません、世界広しと言えども、仮にオーバーコーティング剤を1つだけしか使えないと言われた場合、乾式でFINAL FILLER以外を使用する理由が全ての意味を含めて1ミクロンも見当たりません。
何度もお伝えしております事と合わせ、言葉が悪くなってしまいますが、所詮、コーティング剤なんて物は何処まで行っても犠牲皮膜に徹しなくてはならず、塗装自体への攻撃性を限りなくゼロにするに越したことがなく、何よりきちんと最後の最後に【汚れを落とせる固着防汚性】が自動車コート剤の本旨なのです。
※メンテナンス無くして維持が出来ない塗装&コーティング皮膜だからこそメンテナンス剤との連動性が命になります。
※因みに無用剤と謳っている製品、あまり関係ありませんのでご注意下さい。
ワックスやら何やら、油を塗れば施工傷と引き換えに刹那な艶をゲット出来るでしょう。
ガラス骨格を組み込めば!界面エネルギーを下げて塗装面との相性を高める方向性で作っていけば極めて高ワイプ系になりやすく、ワックスを遥かに越える施工傷と引き換えにオーバーコーティングカテゴリにおいてトップレベルの初見インパクトやちょっとした耐久性は出せるでしょう。
※PROの方であればご存知の通り、ソレ系はシロキサン化合物であり、厳密に言えばガラスには分類されませんので適切ではありませんが。
ただ。。。
申し訳ないのですが、塗装その物に大して傷が多く入るコーティング剤は本末転倒なのです。
弊社のグラフェンMGスタンダードを試してもらったならお分かりかもしれませんが。
遊び心を持たせ、【多少のリスク】迄と呼べるレベルにリスクを軽減したあのMGスタンダードがそっち系で再現出来る限界点と言えます。
あれ以上に踏み込めば、デメリットが強すぎてしまう。
これに関しましてもプロの方ならご存知の方が多いかと思いますが、塗装面にアレを施工してから重ねる某コーティング剤騒動。。。
不満の嵐どころか『?×10000』レベルでしたよね。。。(汗)
塗装守るどころか逆に破壊してると言っても過言ではない世界をあれだけコストかけて発売したメンタルに度肝を抜いたのはまだ記憶に新しいかと思います。
そして、日本全土と言う広い目線で見た場合。
その大部分の塗装が正しい洗車とメンテナンスが出来ていないボロボロの状態。
※完全に私共の力不足。情けない限りです。。。
特に、ホワイト、シルバー、グレー等のカラーでは小傷が分かりにくい=艶感も濃色より分かりにくいからこそ塗装を削り、塗装を侵すコーティング剤でしか変化に気がつかないと言う魔のスパイラルが日本の実情。。。
※これが良いコーティング剤だと思われてしまっている問題。←塗装削ってますがな。。。侵してますがな。。。のお話。
いつまでも磨きとコーティング&メンテナンスが混同されてしまっている現実。
※7月28日のブログに関係するお話です。
それ、健康な永久歯をゴリゴリ削ってることと同じことなんですよ!と何度解説してきたか。。。
何度もお伝えの通り、新車や5年以内の高年式車にやる行為じゃないのです。
止まらないどころか増え続けるこの手のご相談。
SNSの発展により本当に良くも悪くも色々なことが加速しました。
だから良い意味でも悪い意味でも、大変有り難い限りで、弊社製品もよく売れているのですが。。。
この売れる中で確実に増えているこれらによるダメージの修正によるご相談とご注文。。。
ご注文自体は大変有難い限りではあるのですが、そんな間違った情報、間違った製品で本来入らないで済むはずだったダメージの修正をする為に弊社品をご購入頂く=弊社の力不足と合わせ、別の意味で心が痛むのです。
これまでこの様な警告に関する事は会員ブログをメインでお話をし、セカンドブログでは節目以外ではお伝えしておりませんでした。
そしてここで話が戻りますが、今回新車コーティングセットとFINAL FILLERを販売した2つ目の理由として、これら問題に対して真っ向から向き合う為と言う理由もあるのです。
SNS時代の情報拡散力があまりに凄すぎるからこそ、1度私共のようなPROがしっかりとした指針を形にしないとならないと感じたことが今回の全てなのです。
※新車コーティングセットの販売、QURERATZの販売、FINAL FILLERの販売も全てこの問題関しての1つの定義を出したかったのです。
今回の発言に関して、事情が分からない方を含め一定の反感を買うことになるかもしれません。
しかしながら、弊社の存在意義は『業界に指針となる基本的な教科書を作ること』そして『本気で塗装を保護したいと考えるお客様に、現場のリアルを伝えること』にあります。
数ある選択肢が実際にあるのがカーディテイルの世界であり、何度もお伝えの通り、楽しむと言う世界線でのお話を進めるのであれば、今回お話をさせて頂きましたこんなお話はただの野暮なお話であり、弊社が何かを発言するような立場ではありません。
※勝手にお前らの現場だけでやってろ!そんなお話です。
しかしながら、多くの間違った情報が実際に手の施しようがない程に拡散され、そして実際に多くの相談がある現状の中で弊社が出来ることは、長年の現場から培ったリアル、何度も何度も行ったファクトチェックを、【完璧に塗装を保護したいと考えるユーザー様に正確にお伝えすること】に尽きるのです。
※現在の相談数は、一昔前、ディーラーでの新車コーティングの問題で業界がこぞって取り上げてディーラーを批判した時期に匹敵するほど。
弊社も業界と仲良しこよしで持ちつ持たれつでここまで歩んできた側面も少なからずゼロではありませんが。。。
そろそろ脱国する!
ではありませんが、それぐらいの腹積もりでしっかり定義しない訳にはいかないとの判断でお伝えしております!
本来であればカーディテイルの真の姿として、塗装と言う決まった材質を舞台に、雨、風、雪等の自然を相手に戦い、そして勝つ為の駆け引きであるにも関わらず。。。
現状のリアルとして、そんな自然相手との戦いよりも、誤ったコーティング&メンテナンス剤、そしてステルスマーケティング等による弊害から塗装を守る戦いの方が深刻になり。。。
いつの間にか戦う相手が、自然相手から人間相手にパワーバランスを置かなくてはならなくなった現在。
一体どうしたら良いのか。。。
どの様にして現実的なこの問題に対して向き合って行けば良いのか。
黙っていれば荒波は立たないと思いますが、もうそんな事を言っている場合ではないとの判断となりました。
今回の新車コーティングセット!
QURERATZ!
FINAL FILLER!
繰り返しとなりますが、全てこの問題に対して弊社からのアンサーであり、今後の弊社の示す方向性になっているのです。
この不景気に、塗装にとってマイナスになるような物を塗り込んでいる場合ではないのです。
それでは今回のブログの最後に!
このブログをお読み頂けている方の中で、ベンツオーナー様であれば小耳に挟んだことがあるかもしれないメルセデス・ベンツの企業哲学となるこの言葉。
【最善か無か】
要するにベンツとしては最善を形に出来ない時点で、何の意味もなく、何もしていない事と同じ!
こう定義されているのですが、これは弊社でも全く同じです。
塗装とは一切の自己再生することなく!!
どんなに凄腕の職人が作業をしても完全に元の耐久性に戻すことが出来ない!!
だからこそ、仮に塗装保護をすることにコミットメントすることを選択する時点で!!
無駄な遠回りをしている場合ではないのです!!
新車時から廃車になるその時まで!!
塗装にとってやって良いこと!
悪い事!
これをしっかり理解の上で、適時適切に適材適所でベストなケミカル&コーティング施工をしていくしか方法がないのです!
SNS時代に突入したことで爆増した各種ご相談。
今後これがどうなるのか。
弊社は出来る事をしっかりと行って参りたいと思います。
それでは本日のブログはこのあたりで!
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