コーティング、研磨、洗車の達人!GANBASS店長セカンドブログ!

メインブログでは書けない事を自由に書きます☆

何を買って良いか分からないお客様へ!カーディテイルの基本のお話となります。

恐れ入ります。非常に大事な事を記載させて頂いておりますので、長くなってしまいますが是非最後までご一読頂ければ幸いで御座います。

 

 

この度は洗車用品専門店GANBASSのオンラインストアにご訪問を下さいまして誠に有り難う御座います。

 

初めて弊社のオンラインストアの商品ページを見た場合、驚かれてしまうかもしれませんが、弊社では各種製品に強い拘りが御座います為、商品ページ文言が長くなっております。

 

しかしながら、まだカーディテイルに慣れていないお客様等の場合ですと、文字ばかりで分かりにくく商品数も多い事から何を買ったら良いか分からない事が多いかもしれません。

 

本来であればケミカルは適材適所として、全てに明確な使用目的が御座いますので何が必要であるかと言うことはケースによって異なりますし、完璧を目指すのであれば全てが必要になるのがカーディテイルの世界でも御座います。

 

 

それでも、通常であれば最初から全てのケミカルが必要になる訳ではなく、最低限のメインメンテナンス剤があれば事足りることが多くなります。

 

では、最低限必要なケミカルが何であるのか?

 

GANBASSが言うメインケミカルとは何であるのか?

 

同時に何故これらのケミカルがメインケミカルになっているのか?

 

メインケミカルを揃えることと合わせ、このメカニズムさえ理解出来れば、どの様な塗装、どの様な状態だとしても基本的に変わらず、同時に最低限のケミカルさえもっていれば問題の8割程度は解決する事が出来ます。

 

長くなってしまいます為、理由は割愛致しますが、最低限の基礎知識として下記をご理解下さい。

恐れ入りますがこれを理解出来ない限り永遠に塗装は守れません。

 

まず塗装劣化の三大要因が何であるか理解する必要があります。

 

【1】紫外線

 

【2】洗車傷

これにはコーティング剤やワックス、ケミカルの塗り込み傷も含みます。

 

【3】シリカスケール

俗に言うイオンデポジットやウォータースポットとの解釈でも。

 

塗装劣化三大要因

GANBASS

そして上記【1】~【3】の中で、最も塗装にダメージを入れると言える【1】の紫外線はガレージ保管意外で防ぐ方法が御座いません為、残念なことに出来る事はなく、不可抗力となります。

ただし、洗車時にムートンを使っている場合や、溶剤濃度が高いコーティング剤等を使用してしまうと、順位が入れ替わり一番が(洗車傷)になり2番目が紫外線となります。

紫外線を守れると言われている製品も御座いますが紫外線は基本的にコーティング剤で守れません。←塗装側とコーティング剤側では全く紫外線吸収剤の作用が異なることを勘違いされている方がPROの中にも多く見受けられますのでご注意下さい。

 

 

続いて塗装にダメージを与えてしまう、洗車傷等の物理的摩擦による塗装への傷の【2】に関しましては、正しい塗装の触り方と洗車傷を限界まで入れにくいスクラッチレスクロスがあれば100%には届きませんが95%まではコミットして防ぐ事が出来ます。

ganbass.net

ganbass.net

 

 

最後の【3】であるシリカスケール等の水を起因とした塗装への付着物ですが、これはデポリンやREBOOTシリーズで落とす事が出来ます。

ganbass.net

ganbass.net

新車や高年式車はREBOOT-TYPE-NCを基本に、付いてる汚れの種類が分からないのであればデポリンがオススメとなります。

何を買ったら良いか迷う場合は初心者セットに組まれているREBOOTジェルデポリンがオールレンジで対応できますのでお勧めと言えます。

ここで簡単なREBOOTシリーズの紹介ですが、かつてのエースだったものがREBOOT、そして現在のエースであるREBOOTジェルシリーズやデポリン。現場では新旧問わず、全ての製品を毎日使いますし個別の使いどころが実は明確となりますので、この中で1つを絞れと言われてしまうと難しいのですが、上記が目安の使い分けとしてご参考になさって頂ければ幸いです。

コストを気にしないで完璧なる下地処理を目指す場合、【3】のスケール除去に関しては初段として湿式施工のREBOOTーGEL高粘度シリーズを施工し、この初段となるREBOOTーGEL高粘度シリーズで落ちない場合に限り、スポット的に乾式施工のノーマルのREBOOTシリーズを使用する二段階方式を採用することで、より完璧な下地処理をおこなう事が可能となります。

 

まとめます。

 

塗装が劣化する3大要因の中でユーザー側で対応出来る事は2つしかありません。

 

繰り返しとなりますが。。。

 

たった2つしかありませせん!!

 

そしてこの2つある中の1つである洗車傷(各種施工傷)に関しましては弊社洗車マニュアル+スクラッチレスクロスの選択肢しか方法が御座いません。

世界全土見渡してもこの方法以外ない、唯一無二となります。

洗車傷等は基本的にコーティング剤で防げません。弊社BP-MIXのみ、極めて高い滑り性により僅かに軽減出来るレベルとなります。

 

また、シリカスケールに関しましてもREBOOTシリーズやデポリンを上回る酸性ケミカルを少なからず弊社では確認出来ておりません。

 

この事から、何を購入したら良いか迷った場合。

 

先ずは下記4製品を基本としてお考え下さい。

 

【1】洗車マニュアル

【2】スクラッチレスクロスシリーズ

【3】REBOOTシリーズ

新車塗装や高年式塗装の場合はREBOOT-TYPE-NCデポリンREBOOTジェル高粘度シリーズの方が塗装へソフトに使用する事が出来ます。

【4】オリジン脱脂シャンプー

上記REBOOTシリーズやデポリンは油分があると反応が悪い為、より効かせやすくさせる意味、そしてお手軽に油分や劣化したオーバーコーティング剤被膜を落とせるオリジン脱脂シャンプーで洗車が出来れば最良となります。

 

また、仮に現時点で弊社製品限らず硬化系コーティング剤を入れてある場合は、コーティング剤被膜のメンテナンスや上記REBOOTシリーズ等で落ちない付着物を落とすマルチクリーナーとしてPM-LIGHTが必須となります。

PM-LIGHTは研磨剤や研磨剤に準ずる成分を使用しておりません。PM-LIGHTも唯一無二のケミカルとなり他の代わりは御座いません。

ganbass.net

 

以上、先ずは上記ケミカルを最低限であり、基本のケミカルとしてお考え下さい。

 

端的にお話をさせて頂けるのであれば、上記ケミカルをしっかり使う事が出来ないのであれば、塗装保護は永遠に完璧になりません。

半分もコミット出来ません。

 

SNS時代に突入したことにより、様々な製品、それに合わせた様々な思想があり、何が正解であるのか??

 

これを追求すること自体がナンセンスであるとの風潮も一部であり、それはその側面で言えばその通りではあるのですが私共は現場のPRO職人です。

 

日々ミクロンと言う薄さの塗装、特殊照明で塗装を見ると指でなぞるだけで傷が入る繊細な塗装を洗い、削り、塗る仕事をしているのです。

 

当然、そんな存在である塗装は、1度失敗すると私共PRO職人でも完全に元に戻せません。

塗装(板金塗装)の世界のように塗るプラスの作業は行えないカーディテイルの世界は塗装を削ると言うマイナスの世界しか行えません。それでも再塗装では新車肌は再現出来ませんのでどちらにしても失敗は許されません。

 

だからこそ私共PRO職人は日々極限まで神経を研ぎ澄ませ作業を行う、完全なる結果重視の考え=私共PRO職人は【塗装保護を最優先】として考えているのです。

 

何より、塗装のドクターとして不退転で日々、目の前の塗装で結果を残さなければならないのです。

 

そうなりますと思想云々の問題ではなく、塗装と言う材質に素直に無駄なく向き合うこと。

 

各所でお話をしておりますが、塗装と言う高分子化合物に対して【出来る事と出来ない事が明確】であり、同時に【何が最適であるのかが1+1=2のように確定】しております。

 

手厳しくなりますが、1+1が11だったらいいな!!のよう世界観のお話は結果が全てであるPRO職人の現場では何の意味もありません。

 

塗装が守れるのか?それとも守れないのか?

 

塗装が綺麗なのか?それとも汚いのか?

 

夜間の外灯下、太陽光の下で塗装を見て傷があるのか?無いのか?

 

繰り返しとなりますが、私共日々前線で戦うPRO職人の目線でお話した場合。

 

希望的観測やデータを伴わない主観は仮に入れたとしても最後の最後となります。

 

以上の理由から、先ずは上記メインメンテナンス剤を使いこなせるようになって頂ければと思います。

 

そして使いこなせるようになった場合。

 

夏場ではREBOOTシリーズより使用頻度が高い場合もある虫取りクリーナーや、冬場では欠かす事が出来ない鉄粉除去剤等にステップアップしてみて下さい。

ganbass.net

ganbass.net

 

また、コーティング剤の選定に関しましては、闇が深く。。。

 

そもそものお話として塗装と言う材質特性、自動車塗装と言う存在がどの様に日々使用され、どの様に劣化していくのか。

これを何より先に理解しなくてはなりません。

 

同時に建物の外壁塗装等と異なり、超美観を維持しなくてはならない自動車塗装カテゴリのコーティング剤に出来ることは、皆さんが思っている以上に少なく、同時に上記メインメンテナンス剤を使いこなす事が出来ないのであればコーティング剤施工によって無駄に塗装にダメージが入ったり、逆効果になってしまう確立が高くなります。

その他、本物のPRO現場では、実際に作業をしてみないと何のコーティング剤が合うか分からない為、事前にメニューやらコーティング剤の種類等による料金プランを決める事は難しくなります。この為、弊社現場ではコーティング剤の種類による料金変動はありません。

 

このことから。

 

弊社はコーティング剤を製造販売しているメーカーにも関わらず。

 

『正しい塗装の触り方やメンテナンスが出来ないのであればコーティング剤の選定など、ラーメンの味の好みで醤油、塩、ミソ、豚骨等があるように、個人のお好みで好きなのを選んで下さい!』

 

どうどうとこの様な発言を各所でしております。

 

結局のところコーティング剤では半分程度も守れないのです。

硬化系であれば塗装密度UPが主旨であり、オーバーコーティング剤はメンテナンス剤との連動性が主旨となりますので洗車>メンテナンス剤>コーティング剤の流れとなり、全ては日々のメンテナンス効率UPが終着地点となります。←このお話は初心者の方の場合ですと難しいかもしれません。お問い合わせ頂ければ個別でご回答をさせて頂きます。

この様なコーティング剤の実態だとしても、弊社では限界まで意味があるコーティング剤製作を行っておりますが、優先すべき事はコーティング剤ではなく洗車とメンテナンス剤である事は十年以上言い続けている弊社のコンセプトとなります。

 

要するに、30%はコーティング剤で塗装を守り、70%は洗車&メンテナンスで塗装を保護する事がリアルな現実であるのです。

 

更に言えば、メンテナンス剤をフル活用出来た上で、初めてコーティング剤が30%生きてくるので、メンテナンス剤が使えないのであればコーティング剤は30%も効力を発揮しません。

見た目を気にしない等の例外も勿論御座いますが基本として。

 

私共の力不足である事からこの真実が中々世に広まりません。

 

各所で何度もお伝えしておりますが、カーディテイルとは塗装と言う樹脂を舞台に、自然相手(雨、風、雪、etc)から塗装を守りぬくゲームとなりますので、先ずはゲームのルールである塗装特性だけは知らないとスタートする事すら出来ません。

是非、最低限のルールだけは覚えて頂ければ幸いで御座います。

 

最後に。

 

上記をお読み頂ければ何となくご理解頂けたかもしれませんが、基本的に一番最初に出来る塗装保護はお車のオーナー様が正しい知識を身につける事になります。

これが何より一番大事で最強のコーティング剤と言えます。

 

また、ステルスマーケティングがあまりに酷すぎる昨今。

 

闇雲にケミカルやコーティング剤を買い塗装面に施工傷やケミカルダメージを大量に入れるぐらいであれば、先ずはしっかりとした情報収集を行う事が最優先となります。

 

以上、ご参考になさって頂ければ幸いです。

 

 

 

【その他の基礎知識:やってはいけないメンテナンス&下地処理】

弊社製品を買う買わないは問わず、カーディテイルを極めよう、塗装を綺麗に保ちたいと考えるユーザー様であれば、絶対にやってはいけないメンテナンスがあります。

 

それは研磨剤配合のメンテナンス剤となります。

 

特に新車から5年以内の車には如何なる理由があっても出来る限り使用するべきではありませんし手磨きは最もNGな行為とも言えます。

そもそも新車から5年程度で磨きを入れないとならない状態になっていること自体が異常となります。

 

本物のPRO職人ではないPROによる誤った情報が拡散され続けておりますため、ご注意頂けますようお願い申し上げます。

 

なお、この件に関しての詳細は下記記事に記載が御座いますのでご確認下さい。

www.ganbass-freestyle-blog.com