コーティング、研磨、洗車の達人!GANBASS店長セカンドブログ!

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他社硬化系コーティング剤への酸性ケミカルの施工について

この度はデポリンの商品ページをご覧頂きまして誠に有り難う御座います。

 

ここでは他社硬化系コーティング剤への酸性ケミカルの施工についてお話をさせて頂きます。

 

さて、お話の本題の前に。

 

既に弊社をご利用頂けておりますお客様や業者様であれば基本中の基本としてご理解頂けているかと思われますが、塗装を綺麗に維持する上で酸性ケミカル無くして維持する事が一切出来ません。

各所で記載しております為、この場での理由は割愛致します。

コーティング剤の100倍、酸性ケミカルの方が大事となります。

 

仮に私が世界最強のコーティング皮膜を形成したとしてもシリカスケールである雨染みだけは回避する事が出来ません為、必ずシリカスケールを含めたデポジットを落とす為の酸性ケミカルの存在が欠かせません。

初心者の方はしっかりコーティング剤さえしていればOKと思われている方が多くいらっしゃいますが、残念なことに自動車の塗装に施工するコーティング剤は超美観を維持しながらの皮膜形成になる為、コーティング剤だけで塗装を守ることは出来ません。←先ずこれを理解する事も最初に出来る塗装保護になります。

 

要するに塗装を本気で綺麗に維持したいと考える場合、そして、車の塗装が劣化する三大要因である紫外線、洗車傷(クロス傷と施工傷も含む)、シリカスケールである以上、優先順位が下記となり、これを覆す事が絶対に出来ません。

仮にこの方程式を否定するPROがいたらそれは塗装の事を何も知らないド素人となりますのでご注意下さい。

 

洗車>メンテナンス>コーティング剤。

洗車は洗車マニュアルスクラッチレスクロス。メンテナンスは弊社メインケミカルであるこれらケミカルで対応。

 

ではこの方程式に沿って端的にお伝えをしてしまいますと、この方程式から逃れる事が出来ないと言うことは、仮に酸性ケミカルでコーティング皮膜が落ちたとしても、(そもそも酸性ケミカルが使えない時点で塗装保護が出来ない)ので、コーティング皮膜の残存有無など、塗装保護を最優先するのであればどうでもよいお話となります。

 

ですが、お客様の中には、せっかく大金を出してコーティングを施工したのだから、コーティング皮膜を長く保たせたいとお伝え頂く場合が御座います。

恐れ入りますが、私共からすれば、そもそもそんなコーティング剤を施工しなければ。。。のお話になってしまいます。。。BETAとかを施工したらいいのにと。。。

 

勿論、そのお気持ちは分かりますし、今回販売したこのデポリンは、この様なケースに出来る限り対応させて頂く為に、成分を変更し、REBOOTシリーズよりもソフト(その分除去力は落ちます)にして制作を行いました。

 

しかしながら、本来であれば、この様なご要望に関して、私は『塗装を守りたいのですか?それとも塗装を満足に守れもしないコーティング皮膜を守りたいのですか?』と必ずお伝えするようにしております。

 

繰り返しとなりますが、酸性ケミカルが使えない時点で塗装を守る事が出来ない事が決定しているにも関わらず、『コーティング皮膜が落ちるから酸性を使いたくない』。

 

これは、完全なる本末転倒になってしまうのです。

 

ですので、仮に本気で塗装を保護しようと考える場合。

 

皮膜が落ちる落ちない等は一切気にする必要は御座いません。

 

仮にコストをかけたと言う事がネックになるのであれば、今後、BETAのような耐酸性が高い硬化系を施工したり、REBOOTシャンプーR-BLOCKERー、そして本製品やREBOOT-GEL高粘度等を活用する等すれば良いのです。

 

また、硬化系等、そこまで施工難易度は高くありませんので、落ちたと感じたのであればリコートをすれば良いだけなのです。

 

大事なこととなりますので、繰り返します。

 

塗装を保護する上で酸性ケミカルは絶対に欠かす事が出来ません。

最強のコーティング剤を施工しても必ず必要になります。

 

ですので、仮に酸性ケミカルによって皮膜が落ちてしまうのであれば、それは塗装を守る上で避けては通れない結果となります。

 

同時に、コーティング皮膜は犠牲皮膜でなくてはなりませんので、汚れと一緒に徐々に落ちてくれる存在でなくてはなりません。

PROの世界で強烈に残存するコーティング皮膜が使われないのは逆に汚れが落ちにくくなるからです。

 

どんなに見た目が格好いい、可愛い洋服だとしても、汚れて洗う事が出来ないのであれば毎日着ていることは出来ません。

 

汚れても洗う事が出来る洋服である事が雨の日も風の日も雪の日も運転する実用車において欠かすことが出来ないファクターとなります。

 

業界的にどうしてもコーティングメーカーが多くなってしまいます事から、この様なPRO職人が一番気にしていることがどうしても世に伝わり難くなっておりますが、私達本物のPRO職人は知っているのです。

 

近年、車の価格も上昇し、同時に板金塗装も町の板金塗装屋では対応出来ない塗装が増え、様々な面において、失敗が許されない時代になって参りました。

 

この事から、間違えたケミカル&コーティングを行ってしまったことによる塗装ダメージが取り返しのつかない自体になっている事が後を絶ちません。

ブラストBMMの商品ページに記載の通り、現在塗装面に見えている傷のほとんどがユーザーや業者が入れた傷になります。

 

そして、塗装の特性的にPRO職人だとしても完全に修正が出来ない為、これも繰り返しとなりますが二度と元には戻すことが出来なくなります。

新車は如何に新車肌を維持するかとなります為、新車を磨くと言う行為は絶対に避けなくてはなりません。←要するにスクラッチレスクロス&洗車方法が何より欠かせません。

 

私達、技術でご飯を食べているPRO職人はインターネット上に出ているような技術や使い方等を一切行いません。

 

何故なら塗装が傷だらけになるからです。

強いコーティング剤=副作用が強いも当たり前の世界です。

 

塗装が劣化する三大要因。

 

紫外線。

これはコーティング剤で防げませんのでカーポート等の対策しか術が御座いません。

 

洗車傷(作業傷も含む)

これは洗車マニュアルで解決出来ます。←弊社の洗車方法は国内PROの多くが採用している唯一無二の方法です。

 

シリカスケール

REBOOTシリーズデポリンで対応出来ます。

 

弊社の方法でしか塗装が守れないと毎度お伝えしているのは本当に弊社のこのシステムしか方法が無いからです。

 

是非、正しい情報と真実を知って頂けませんでしょうか。

 

コーティング皮膜が落ちる等。

 

酸性ケミカルを使わない事に比べれば全くもってどうでも良いお話です。

建造物のコーティング剤と自動車の塗装のコーティング剤では根本的に異なります。

 

ですので、ケミカルを使ったことでコーティング皮膜が落ちる事を恐れるのを卒業頂きたいのです。

むしろ犠牲皮膜の観点、そして汚れの固着メカニズムの観点と限界ラインが決まっている事から、適度に落ちる方がベストとなります。

 

尚、これに付随することで、『撥水が落ちたからコーティング皮膜が落ちたと勘違い』をされている方が多くいらっしゃいますが、確かに撥水成分もコーティング成分の一部となりますので、落ちたは落ちたと言えますが、撥水成分はあくまで最表面に残存している撥水成分であり、撥水成分が落ちたからと言って全てが落ちた訳では御座いません。

 

むしろ硬化系の本旨は塗装密度UPとなります為、そもそも弊社製品は一部を除き意図した撥水成分を入れておりません。

弱疎水程度あればOKとの考えです。

撥水を強化してしまうと他の足を引っ張り本旨から逸れる為。

 

同時に、これは皆さん驚かれますが、硬化系より何倍も弱いとされるオーバーコーティング剤ですが、更にそのオーバーコーティング剤の中でも最弱と呼ばれる某コーティング剤皮膜ですら、完璧に皮膜を除去しようと思うとかなり強いケミカルを使わないと落とす事が出来ません。

厳密に言えば塗装状態によっては研磨が必要になるレベルで強固です。

 

ですので、コーティング皮膜はそんなに簡単に落ちません。

むしろ落とす事が非常に難しい。

何の設備も整わない、何の測定器も使用しないでコーティング皮膜が落ちた、残った等々。。。言葉が悪くなってしまいますが、いい加減にして欲しいと思うレベルで【そもそもの基本が理解されておりません】。

 

この事も含め、優先すべきことはコーティング皮膜ではなく、酸性ケミカルを含めたメインメンテナンス剤や傷を入れない正しい塗装の触り方と洗車方法になります。

 

そして、この様な基本が出来た上で、初めてコーティング皮膜が生きてくることになるのです。

 

何度も何度も繰り返しますが、先ずは基本を知る事が大事となります。

 

そして、弊社のブログ、弊社の商品ページにはカーディテイルの本質を全て書いております。

 

文章だらけで読みにくいかもしれませんが、基本の部分は全て書いております。

 

お時間がかかってしまうかもしれませんが、是非、もう一度読んでみて下さい。

 

この基本を理解する事が一番最初に出来る愛車へのコーティングとなります。

 

そうすれば、『酸性ケミカルを疎かにするのであればコーティング皮膜が落ちること等、どうでもよい』と言った結論に至るかと思います。

上記繰り返しの通り、そもそもある程度の範囲で一緒に落ちてくれる皮膜である方がメリットが大きくなります。

 

 

是非、適材適所として、恐れることなく酸性ケミカルを取り入れて頂ければ幸いです。

それでも強い酸性は怖いと言う方の為、本製品である弱酸性タイプのデポリンを制作しました。