コーティング、研磨、洗車の達人!GANBASS店長セカンドブログ!

メインブログでは書けない事を自由に書きます☆

硬化系施工時のQ&A

皆さんこんばんは☆

 

先ずは昨日に販売をさせて頂きましたAVELL5.1で御座いますが、沢山のご注文を下さいまして誠に有り難う御座います。

 

このAVELL5.1の発売によって、とうとうDIYの世界にも硬化系の重ね塗りのメイン品が出せた言うことが大変嬉しく思います。


そんな中、お客様より硬化系コーティング剤を施工するに際するご質問を頂いておりますのでご紹介をさせて頂きます。

 

 

(Q)
硬化系を施工する場合、これまで施工していたオーバーコーティング剤はリセットした方が良いのでしょうか?


(A)
先にお伝えを致しますと弊社のメインメンテナンス剤【REBOOTシリーズ、PMーLIGHT、オリジン脱脂シャンプー】による下地処理を行っている時点で特段の除去は行う必要は御座いません。
例外もありますので、後述致します。
そもそものお話としてPMーLIGHTによってオーバーコーティング剤はある程度リセットされます。

 

確かに完全スッピンの塗装面にコーティング剤を施工した方が定着が良くなるのは僅かですが可能性としてはあります。

 

しかしながら硬化系被膜除去剤の商品ページに記載している内容とほぼ変わらず、無理にコーティング被膜を落としてまで得られる恩恵はありません。
落とす為に強いケミカル等を使う時点で、そして塗装とは生涯触ることが出来る回数が決まっている為、むしろマイナスになります。

 

同時に、仮に入っているオーバーコーティング剤がFINALFILLERHAZE等のように、そもそもの成分構成自体が防汚性等に直接的に起因している時点で、むしろそのオーバーコーティング剤を織り交ぜながら硬化系を定着させてしまった方がベストと言えるレベルで何ら問題ありません。

しっかりメインメンテナンス剤で下地処理をした上で残る残存成分であれば確実にプラスになります。

 

また、簡単にお伝えしますと、弱い水性オーバーコーティング剤に対して被せる強い溶剤硬化系ですので、硬化系を施工した時点で水性オーバーコーティング剤は取り込まてしまいますのでそもそも気にするレベルのことではありません。

 

因みに、このお話はこれまで数え切れない。。。

 

それこそ10数年の間に100や200どころではないレベルの繰り返しの実験によって導き出された答えですので間違い御座いません。

 

余談となりますが、当時のグロス感が薄かった硬化系の時代は、ワックスを施工した上に硬化系を施工すれば艶が出るのでは?

時には女性用のファンデーションに入っているパール粒子等を混ぜて施工すれば塗装面がキラキラになるのでは??等々(苦笑)

↑傷だらけで大失敗!だからこそパウダーは何処まで行ってもパウダーであり研磨剤と同位と言っている等々。。。☆

 

これら思いつくことはこの十数年の間に全てやってきた結果の今となります☆

 

要するにこの流れとなります。

 

【1】予洗い洗車(お好きな洗車シャンプーでOK)
基本中性、花粉シーズンでは花粉シャンプー等。

【2】PMーLIGHT

【3】オリジン脱脂シャンプー

【4】REBOOTシリーズ

【5】仕上げ洗車(中性シャンプー)

【6】硬化系施工。

通常の塗装であればこの流れで問題ありません。
鉄粉がある場合は、オリジン脱脂シャンプー後に行って下さい。

 

ただし、例外としてこれまでワックスや艶出し剤をメインで塗装面に何度もそれら成分を落とし込んできた塗装の場合は、イメージでお伝えしますと塗装表面から直下内部迄がベトベト&ギトギトの状態となっております。

 

このような塗装の場合は上記流れだけでは、これらギトギト&ベトベトに硬化系が絡んでしまい斑になったり綺麗に被膜形成されない場合が出てしまいます。

 

その場合、下記のような流れで下地処理を行います。
あくまで基本の一例でケースによって順番が変わる場合もあります。

 

【1】アルカリ剤による洗車
Water Stain RemoverⅡ等のアルカリ剤を使った予洗い

【2】PMーLIGHT

【3】オリジン脱脂シャンプー

【4】REBOOTシリーズ

【5】シリコンオフ

【6】GBS-D水溶性脱脂剤
ゆとりがあればこの後に仕上げで中性シャンプーでの洗車。

 

因みにこの下地処理を行った上でも斑になるような塗装の場合、塗装がほぼ死んでいる可能性が高い為、劣化被膜を一度研磨剤を使用した磨きでリセットしてリメイクしなくてはならない場合が御座います。
ただし、AVELL5.1の場合、この様な死んでいる塗装を復活させる能力が高い為、AVELL5.1を1つの判断材料にするのもOK。


なお、塗装面の場合、原則として【これまで行ってきた行為は良くも悪くも全て塗装面に必ず残ります】

詳細は過去の会員ブログにて。

 

ですので、カーディテイルの世界においての【完全リセット】と言う言葉は原則としてありません。

これは極めて大事なことで、これが分かっていないと取り返しが付かなくなりますのでご注意下さい。

 

だからこそ、安易なケミカル選定や安易なコーティング剤選定、安易な研磨は絶対に行ってはならない行為になります。

 

ですので。。。

 

基本的なコーティング剤の施工にしてもリコートにしても、【弊社メインメンテナンス剤を使ったのか?それとも使っていないのか?】

 

これでご判断頂くだけで問題ありません。

 

以上、ご参考になさって頂ければ幸いで御座います。

 

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