皆さんこんばんは☆
予定では本日の夕方以降にディテイルクロスシリーズの2製品の再販売を開始致しますが、その前に!
マイクロファイバークロスに関して、ほんの少しだけある部分にクローズアップしてお話をしてみたいと思います。
※ただし、半分は毎度お馴染みの私の自画自賛ですので興味ない方はスルー頂いたほうが賢明です!!!☆
特に今年は、スクラッチレスクロスやディテイルクロスシリーズのリニューアルを行ったこともあり、実際の使いやすさや性能以外も色々とご質問があったこと。
また、既に過去のブログ等でも記載しておりますが、一言にマイクロファイバークロスと言っても沢山の種類があります。
しかしながら、このあたりの事を詳しくお話してしまいますと門外不出のクロス製造のノウハウになってしまうことから本当はあまり言いたくありませんし軽くしか言えませんが。。。(苦笑)
※それでも1からクロスを作ろうとしている方にはこのレベルでも大変参考になるかと思います!!
お問い合わせでも質問が多いことから。
そして近年、【オリジナル】と言われる製品がやたらと増えてきたことから。
ほんの少しだけ。
簡単なQ&A方式である側面についてお話が出来ればと思います。
【Q1】よくオリジナルクロスとして販売されているクロスがありますが本当にオリジナルなのですか?
【A2】何をオリジナルと定義するのかによりますがほぼNOかと思います!※当店をのぞく
まず、一言にオリジナルクロスと言ってもオリジナル度合いにレベルがあります。
例えば。。。
【簡易オリジナル】
既に完成された製品があり、その完成された製品の色やサイズや厚み等を変更したりラベルだけを交換したりするもの。
これはオリジナルと言えばオリジナルなのかもしれませんが、私達の業界では通称【逆中】一般的に言えばOEMと言って、ほぼオリジナルとは言えないレベルで、数百枚から数千枚程度の小ロットで価格も数十万程度の低価格で購入できます。
いきなり確信を突きますと、現在日本国内でオリジナルと言って販売されているものの半数以上がこれに当たるかと思います。
※特に日本国内のクロス販売の場合、複数種類をラインナップする関係上、そのメーカーのフラッグシップ製品以外はこのレベルで固められることが意外と多い。
そしてこのような簡易オリジナルの多くは、日本国内にいながらネット販売感覚で注文が出来るのでお手軽とも言えますが、何の打ち合わせもなければ、事前に1枚2枚のサンプルが送られてくるだけでまともな検証を行うことが出来ません。
※通常、サンプル検証には最低でも車両10台分、またクロス品質斑の統計を取る為に枚数に換算して最低でも500枚程度は検証に必要になります。
また、このレベルのカスタムは、良い悪いはまた別として、オマージュとの言葉を盾にしたパクリとも言えなくもありませんことから、あまり無茶をすると意外と法的に問題が発生する可能性も高くなりますのでトラブル防止の為にある程度の注意が必要です。
※オマージュとの言葉を盾にしたパクリ。。。この業界では現在進行形の問題です。
【スタンダードオリジナル】
スタンダードに関してはけっこう幅が広くなりますので一概に言えないのですが、通常は、カラー、サイズ、厚みを基本とし、何より成分配合や製法に拘って製造する形になりますので読んで字のごとくオリジナルと言えます!
当然、正真正銘のオリジナルであることから、サンプル検証も含めて複数回は現地に足を運ぶ必要が出てきますしオリジナルとなると、ロットも万枚レベルになりますので、かかるコストも数十万円レベルでは製造することは出来ずに基本、数百万レベルの取引となります。
※日本国内にいながらの打ち合わせでも製造することも出来ますが、クロス製造の世界は、非常に繊細である事から、渡航費用や通訳を下手にケチると結果的にろくなことになりませんので可能な限り現地工場や現地の製造責任者や科学者と直接話しをすることをお勧めします。特に某国等は一度会っているか?それともいないのか?文化的な背景があるのかもしれませんが、これによる対応が全く別物と言えます。また当然ですが代理店を挟んだりエージェントを挟むことも基本お勧めできません。
【ハイクヲリティオリジナル】
これは当店に当てはまり、根本になる材料仕入れ工場の選定、製造する機械の選定、そして配合、その他細かいセッティングから仕上げレベルの指示に至るまで、本当に1から100までを全て拘って作る完全オリジナルの世界となり、場合によってはパテント絡みのお話となることもあります。
※因みにこのレベルのことが出来る工場は某国の中でも数えるほどもありません
また、ハイクヲリティレベルとなりますので、単純なる独りよがりだけでは時には足りません。
第三者機関公認レベル、例えばクロス業界であれば某大手の□□□□□や○○の△△△△△△△△基準に達しているように製造する等。
※見た目は変わらなくとも汚れの落としやすさや吸水レベル等が基準に達しているのかいないのか。
必ずしもこれに達しているからよい製品になる訳でありませんが、第三者機関が認めるものであるとのことは、販売する上での一つの武器にもなるのもまた事実です。
※当店では2017年夏モデルから一部、あえてこの基準に乗せないほうが良いと判断したものを除き全てこの基準審査レベルに達している製品となります。
とにかく簡単な世界ではなくなります。
ですので。。。
紡績関連の大手本職の方々等を除き、本当の1から100まで全てを1から組上げて作っているのは私の知る限り、各国の製造工場で聞く限り。
※当店は近隣諸国の工場のほぼ全てにアポ取りしているので…調査結果から想定する上でも。
日本国内で当店だけかと思います。
※このレベルのことは仮にやりたくてもコネクション等も含め、尋常ではない熱意と努力がないと現実厳しくなります。
また、ハイクヲリティレベルのクロス製造をしようとする場合。
膨大なコストがかかることになります。
※あくまで当店のような小さいメーカーにとってですが。
例えば。。。
現在欠品中の当店吸水クロス!
現在リニューアルに向けて細かい調整を行っておりますが。。。
実は先月。
ちょっとした成分セッティングの変更により、吸水率が平均で3%~5%改善することが出来ると判明しました。
※鈍感な人では場合によっては気がつかないレベルとも言えますが。。。
当たり前ですが少しでもよいクロスを作りたいのでこの調整を行う予定なのですが。。。
※この調整のおかげで販売時期がまた遅れそうです。。。
さて。
ここで、問題です。
この成分セッティングを僅かに調整するだけで幾らの金額がかかると思いますか?
なんと、たったこれだけの変更でも100万200万ではききません(汗)
しかしながら、これは当たり前でありむしろ安いとも言えます。
理由は簡単です。
それは完全なるオリジナルだからです。
完全なるオリジナルと言うことは当たり前ですが、その工場で今まで一度も作ったことがない製品になります。
完全1からの材料調達からサンプル製作。
そして科学的検証から実際にPROの現場での検証。
膨大な時間と労力がかかります。
2017年現在。
日本近隣の某国等から数十万程度の小ロットで仕入れている企業様は多いと思いますが。
ぶっちゃけて言ってしまいますと。
当店はそんな右から左レベルではありません。
※仮に、もしそのレベルでいいなら日本最安値で販売することが出来ます。
冒頭で書いた通り。
スクラッチレスクロスの再販売記事で書いた通り。
www.ganbass-freestyle-blog.com
本当に1から100まで拘って作り、何度も何度も現地で打ち合わせを重ねているのです。
あと、既に某国々で製作したことがある人なら痛いほど知っていると思いますが。
某国々等にオリジナル品を依頼する場合、【契約前】。
要するにお金を支払う前に【作りたい目的のクロスサンプル】をもらえることは私の知る限りほぼありません。
繰り返しますが、完全オリジナル品でないものならもらえますが、完全オリジナルの場合、材料を仕入れる等を行わないとならないことから【契約前サンプルはもらえません】。
※契約しない場合、メーカーが材料仕入れ代や型や調査分析費用等が全て無駄になってしまうからです。
※たまたまサンプルを出してくれることもありますが、その場合は例えるなら日暮里の繊維街で切り売りされているもの等と同じで、他依頼で余った材料をそのまま流用する等、タイミングと運が必要になります。
※また某国等、日本との違いを痛感しますが。平気で嘘をつき、【完成品ではない他のものを完成品だ】と言ってサンプルを送ってくることがあります。
要するに完成品を見ないで本製品を作る!
恐ろしいことに2017年現在の某国々のオリジナル製造はその状態になっているのが現状です。
因みに、当店でも他社様のオリジナルクロス製作を請け負っておりますが。
当店の場合、上記通り本当に1から製造できることから契約支払い前に【作りたい目的の物】を作って試して頂き、納得いって頂いてからの契約となりますので、高確率で理想通りのクロスを作ることが出来ます。
※無償サンプルを作る関係もあり、一定以上のお付き合いと信用があるメーカー様からしか現在は受注を受けておりませんと同時に現在は新規様は受け付けておりません。
話が若干それましたが、まとめますと 、何でこの業界はマイクロファイバークロスをあまり売らないのか?
何故、大手以外はあまりマイクロファイバークロス販売をしないのか?
その最大の理由としてはこの様な【大金を払う前に完成品を見ることが出来ない】と言う、とてつもないハイリスクなビジネスと言う背景も大きく影響があるのかと思いますし、その他、クロスを保管するには一部屋どころでは保管できませんので、一軒屋レベルの規模の保管場所しか無い場合、保管場所を別途確保しなくてはならない問題がありますし、空調関連に気を使わないとカビ問題等もあることからクロスは倉庫等での保管は適しません。
※そもそも薄利なクロス販売ですのでその薄利の為に空調設備ある保管場所を確保できるのか?この問題も大きいかと思います。
また仮に資金があり、リスク覚悟でクロスを作ったとしても。
私達の業界でクロスを販売する場合。
当店が長年口を酸っぱくしてい言っている【見える環境】をもっていないのであればお話にならない。
要するにクロスの種類によって塗装にどのように傷が入るのか?
これをまともに検証が出来ないメーカーや本物のPROの現場を知らない人間が販売しても何の説得力も無くなってしまうからです。
合わせて、ケミカルにしても○○系ケミカルなら△△タイプのクロスが良い等、事細かに細分化できる非常に高い現場スキルが必ず求められます。
オリジナルとの言葉の重さ。
この重さを理解しているメーカーがどこまでいるのか?
拘ることを妥協したこの業界の未来。
常に高みを目指し毎日確実に積み上げることを無くしたこの業界の未来。
どうなってしまうのか?
マイクロファイバークロスと言うたった1つの製品を取ったとしても。
色々なことが垣間見えるのが現状です。
【Q1】クロスって日本国内で作ってないの?
【A2】ほぼ海外製造です。
基本的にコストの問題も含めて海外で製造されおります。
※当店一部クロスは日本国内製造でかなりレアです。
特に多いのが○国と△国や東南アジア諸国となります。
また、現在ではあまり意味がありませんが、かつては○国のクロスは質が良い!
また△国のクロスは質が悪い等がありましたが、質が悪い某国も政府側からの諸々により、小さな工場は閉鎖に追い込まれる等。
必然的に生き残っているのはそれなりの規模の工場だからこそ、品質もそこまで悪くないことから、2017年現在では国による選定は特に問題にはなりません。
何より大事なのは、その工事の技術力と各種機械のスペック。
そして何処と取引しているのか?
例えば。。。
○○○均一に置いてあるマイクロファイバークロスレベルを作っている工場で製作を依頼すると。
やっぱり仕上がりが微妙であることや、見た目が同じでも性能が悪い等があります。
※過去に私自身が経験して痛い目をみてます。
※大手製品作ってるから安心!これが逆になることも多いですし見た目に騙されてしまうことが多々あります。
あと、マイクロファイバークロスの場合、仕上げ作業によって検品で出るボツ製品が数が桁違いに変わってくることから。
※工場のレベルや頼むクロスのカラー等の諸条件で異なりますが、平均して1割~2割程度は必ずボツ製品が出ます。
仮に製造工程が高いレベルだとしても。
仕上げ作業が雑だと意味がありません。
特に当店の代名詞であるディテイルクロスはホワイトであることから、仕上げに高いレベルが求められるだけではなく、梱包レベルにも高い技術が求められることから、製造工場にはトータル的に高いクヲリティを求められます。
因みに。。。
これを言うと探されてしまうので言いたくないのですが。。。
※○国ではないですよ(笑)
今年から当店が契約している1つのメイン工場。
※当店では3つの工場で製造してます。
とんでもないレベルで高い技術があり、世界TOPレベルの最新機械を導入しておりますが、日本での取引は当店だけであり、通常は品質管理が日本より更にうるさいヨーロッパ専門で取引しているとんでもなくハイレベルな工場です。
しかも、この工場!
経営者もスタッフも若く、全員が向上心をもってやる気がある!
毎月のように社内研修を行い品質管理や最先端技術の探求をしていると言うとんでもなく素晴らしい工場なのです!!
まぁその分、値段は高くつきますが(汗)
【Q1】高級クロスってなに?ハイテククロスのこと?
【A2】どう言うことですか?(汗)
ここ最近、高級クロスってなんですか?とのご質問が多いのですが。。。
私の心の中では(どう言うこと?)であり、そもそも高級クロス等のジャンルはありません。
何より天然素材ではありませんし、価格に関してはあくまで販売者が勝手に付けた金額ですのでので(高級か高級ではないか)の判断は上記通り、どこまで拘って作ったのか?
これになります。
ですのでこの理屈から言えば当店のクロスは超高級とも言えます。
また、高級クロスをハイテククロスだと思っている方もいますが、上記理屈で言えば当てはまるかと思います。
当店販売のハイテクスチャークロス。
※当店検証では確実に国内TOPレベルの性能であり、当店では現場だけではなくキッチンやトイレの手拭等の至るところにハイテクスチャークロスを置いております。
これは、日本独自の技術であり海外で真似する事は出来ません。
※当店契約の海外工場は似たものは作れると言ってますが。。。あれだけ技術力に自信がある工場をもってしても決して同じ物を作れるとは言いません。☆
そもそも。
これはハイテクスチャークロスに使用説明書に記載がありますがハイテクスチャークロスはマイクロファイバークロスのような布巾ではありません。
※詳しくは使用説明書をお読み下さい。
ですのでマイクロファイバークロスとハイテククロスでは全く別のジャンルと言え、本来比較することすら出来ません。
さて、お話が長くなってきましたので(その1)に関してはこのあたりで終わりにしたいと思いますが、今回の内容はこれからクロスを作ろうとする方々からすると非常に参考になることですので、是非とも参考にして頂ければと思います☆
そして。。。
果たして(その2)を書くことが出来るのか?
本当はクロスによる傷の入り方とか、汚れの落ち具合がとか。。。その他諸々を説明したいのですが。。。
これ語ると門外不出のノウハウになり。。。掲載NGを上から言われそうなので。。。
※実はとんでもなく良い製品が既に完成しているにも関わらず、とある判断と準備が完了するまで。恐らく先1年2年は販売しない製品が実は眠ってます。嫌な話になりますがそれだけパクリが多い業界である事から慎重になっているのです。。。
語りたいけど語れない感じになりそうです。
なので、タイトルの(その1)を付けるか付けないか!
リアルに10分ぐらい考えましたが。。。
幻になる可能性が高い(その2)を書ける日を楽しみにしていて頂ければと思います☆
それでは本日はこのあたりで☆
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