皆さんこんにちは☆
取り急ぎお知らせが御座います。
【1】スクラッチレスクロスの再販売に関して
非常に長らくお待たせ致しました！
欠品しておりましたスクラッチレスクロスがセッティングを変更したリニューアルバージョンとして近日再販売いたします。。。☆
※今までとは別物になりますので名前が(スクラッチレスクロスバージョン２)と変更になります。
検品がありますことから、正確な販売日は何とも言えませんが出来るだけ早く販売をする予定で御座います。
さて、ではここで改めて今回の欠品とリニューアルまでの経緯に関してお話をさせて頂きます。
事の発端はクロス製造工場での機械の故障でした。
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本来であればその故障を直せば問題解決であったのですが、特殊な機械であったこともあり、またパーツ自体が量産品ではないこと。
同時にスクラッチレスクロスの製法自体が私共の細かい要求を含めた特殊な製法であり、他分野では応用できる機会が少なく需要が無いこと等から。。。
工場側の担当者と話を突き詰めていくと、製造工場としては『当店1社の為だけに高いコストをかけて機械を直すことはやりたくない』等々。。。
通訳をはさんでになりますがそれはもう。。。
※おまけに最初に頼んだ通訳の方が実はしっかり日本語理解していなかったというオマケつき（汗）因みに通訳を現地に同行させる場合、コストは倍以上になりますが現地の方だけではなく必ず日本人の通訳を入れる2名体制のほうが色々な意味において絶対的にベストです。特に通訳2名の双方確認及び、1名だと通訳が買収され不利な契約になったり、また日本人としてのフィーリングは日本人通訳の方ではないと伝えられないこともあることから。
揉めに揉めました。。。（苦笑）
こうなると最早どうにもならず。。。
他の工場でその機械を持っているところはないのか？
今回は緊急にも関わらず他国であったこともあり、特別に専門家まで雇い探し回りましたが、そもそも上記通り、少ない機械等であったことから製造工場は沢山あるにしてもこの機械を持っているところが全く見つからず。
結果的に言ってしまうと、全く同じ機械は見つかりませんでしたが、違う方法等で製造出来ることが判明したことから、かなり回り道をしてしまいましたが何とかサンプル作りにこぎつけることが出来ました！
しかし。。。ここで問題が発生しました。
やはり同じ機械と同じ工場でなくては同じにならない。。。
もともと繊維品等は製造毎で、ある程度の個体差が出るのですが、全く同じセッティングで作っているのに個体差と言える範囲ではないほど何度サンプルを作っても同じになりませんでした。
９０％までは同じに作れるけど残りの１０％がどうしても埋まらない。
※乾いた状態をあまり知らない人がパッと見で見比べると今までのスクラッチレスクロスと何が違うのか？使い慣れた人でも目を瞑って触った感覚では絶対に判断出来ないと言われるレベルですが、実際に使用するとこの１０％が。。。
この時点で今までのスクラッチレスクロスは二度と作れず絶版になることが決定してしまいました。。。
では90％の状態で販売をするしかないのか？
周りからの意見としては、仮に９０％だとしても、もう今までのスクラッチレスクロスは作れない訳だから仕方ないのではないのか？
事情を説明すれば皆も解ってくれるのではないか？
こんな声もあったのですが。。。
私としては、スクラッチレスクロスは当店の顔！
むしろ私のアイデンティティ－と言っても過言ではありません。
正直、私からすると、この１０％は別物と言えるほど違和感があり我慢なりませんでした。
しかし。。。
どうにもならない現実に、もうあきらめるしかないのか？
９０％のスクラッチレスクロスモドキで販売しなくてはならないのか？
そう考えなくていた時にふと思ったこと。
逆にこの埋まらない１０％を良い意味で捕らえ、スクラッチレスクロスでは出来なかった事を採用することで、別のメリットをもたらし、合計で100％に近づけることが出来ないのか？
例えスクラッチレスクロスとは違うカテゴリの100％になったとしても！
可能な限り1つの頂点としての完成形として納得して販売をしたい！
そして完成した今回のスクラッチレスクロスバージョン２！
今までのスクラッチレスクロスとは異なりますので比べることがそもそもナンセンスではあるのですが。。。
このバージョン２のほうが勝っているポイントもあることから、結果的に今までのスクラッチレスクロスとプラスマイナス総じて同じレベルに出来たと判断致しました！
因みに何に重きを置くかによって既存品とリニューアル品で善し悪しが異なります。
ですので人によっては従来品より良いから100点満点！むしろ120点！
と言う人もいれば逆に変更したこの10％が合わないから更にマイナス10％で80点となる人もいるかもしれません。
ただ、あくまで一般目線で考えると。。。
従来のスクラッチレスクロスのほうが、毛足が長くボリューム感があることから性能云々は置いておいても一般ユーザー様からのウケは良いかもしれません。
※逆にPROの方であれば今回の方が好まれると思います。
それでは、今回のリニューアルポイントをご紹介したいと思います。
先ずは一目ですが、変わったカラー！
これは、これまでに頂きました皆様のご要望の中で、最も要望が多かったカラーである当店他のクロスと同様となる、ホワイトカラーに変更になりました！
※染色剤を使わない製法はディテイルクロスシリーズでお馴染みですが当店が国内初です☆
ホワイトカラーにすることで、クロスの汚れを正確に確認できること、また、企業秘でノウハウになってしまいますので詳細はお伝え出来ないのですが、今までのスクラッチレスクロスは○○○等をあえて使うことでのメリットを優先していおりましたが、今回のバージョン２に関しましては、○○○等あえて使わないことによるメリットを優先し、同時に今までのスクラッチレスクロスとは異なる毛の加工を各所で施す。
これらのセッティングを変更したことで、汚れの落としやすさUPと洗車傷の更なる低減、そして使い始めの色落ち等も気にする必要がなくなりました。
※傷軽減に関しては特定の状態でのテストです。詳しくは商品ページをご確認下さい。
そんなこんなで再販売まで半年近くもかかってしまったスクラッチレスクロス。。。
今だから言えることですが。
今回は、地獄のように苦労しました。。。
何度スケジュールの隙間を見つけては現地に足を運んだか。。。
何度騙されそうに、またはぐらかされそうになったか。
※通訳にすら。。。 普通ならありえませんが本当です。
何度このあたりで妥協してくれませんかと説得されたか。
そして何度、現地の食事が合わずにお腹を壊したか。
※実はこの数ヶ月ずっとお腹と胃の調子が良くありません。。。orz
そして今回かかった莫大なコスト。
また私の怪我の事も相まって気力と労力をかなりもっていかれましたが。。。
絶対的に欠かすことが出来ないスクラッチレスクロスの為、スクラッチレスクロスを心待ちにしております皆様の為に戦うしかありませんでした！
そして、それだけスクラッチレスクロスは特殊なものであり、欠かすことが出来ない唯一無二な価値あるクロスなのです。
※なので真似したくても出来ない、また仮に真似されるとどこで作ったか一発でバレますので同業者様。。。工場と契約を交わしている＆今まで無いので大丈夫だと思いますしが真似しないで下さいね。。。☆
今回、しみじみ思いましたが。。。
本当にクロス製作は難しい。。。
そして莫大なコストがかかる。。。
少し余談を言いますと良し悪しは別として、現時点で日本国内で販売されいているクロスの多くは量産品のクロスでありオリジナル品と呼べるものではありません。
※よくてもカラーやサイズ等を軽く変更したもの。
ですので当店のように、工場と直接交渉をして、成分配合や細かい製法等を入念にセッティングして作られているクロスはほとんど無いのが現状かと思います。
※今回、数え切れないほどの製造工場を訪ねて聞いた結果として確信しました。
そもそも国内からネット上だけで注文する場合、多くが代理店経由での購入になってしまいますので、工場と直接交渉して作っているところもかなり少ないと思います。
※海外の場合、工場がHPを持っていないことが多い事も含めて現地交渉が不可欠です。
また、企業秘でありノウハウになってしまいますので言えないのが悔しいのですが、スクラッチレスクロスが何故こうなのか？細かいセッティングの理由等を聞けば（そこまで考えているのか？）同時に（え？それって言わないほうが逆に損じゃない？言ったほうが絶対売れるって！）と言われるレベルで考えております☆
※今回の文章の中でかなりキーになる事を書いているので関連した延長線上で考えると気が付く人もいるかもしれませんが。。。☆
さて、話がそれてしまいましたが新しいスクラッチレスクロスバージョン2！
従来のスクラッチレスクロスとは若干異なりますが非常に使いやすいので是非使ってみて下さい☆
（低密度タイプは再販売しないの？）
今回の再販売するスクラッチレスクロス(バージョン２)に関しては、セッティングの問題上、低密度だとピーキー過ぎてしまうことから、今までのスタンダードを密度１０で低密度を５とした場合。8.5を目安にして製造を致しました。
これにより、1枚で両方を兼ねるオールマイティーなセッティングとなっておりますことから、リニューアルバージョンとしては当面は本製品1種類だけでいく予定となります。
（3枚セットは販売しないの？）
初回生産数量の問題等から、現在の枚数で次回入荷の8月半ばまでもたせなくてはならないこと。
一人でも多くの方に使って頂きたいことから当面は1枚での販売となります。
予定では8月中旬頃に当店に大量に入荷予定ですのでそれ以降に3枚セットの販売を開始いたします。
（販売価格に関して）
今回、セッティング変更により製造コストが下がった事、そしてお待たせをしてしまいましたお詫びとして、何より一人でも多くの方に使って頂きたい事から、今までよりは低価格にて販売させていただきます☆
以上が今回のリニューアルの詳細ですが、スクラッチレスクロスに関しては、定期的に微調整、また今後は別バージョンも販売していく予定ですのでお楽しみに☆
以上、宜しくお願い申し上げます。
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